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  • TNカップ(東京練馬支部内戦) 5月19日(日) 出場申込受付中。

  • 夏合宿 7月26~28日(金~日) 詳細は後日お伝え致します。

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  • ◆ スケジュール:

  • 4月21日(日) 姫路講習
    ※道場はお休みです。

  • 4月26日(金) 道場お休み

  • 4月28日(日) 昇級審査
    9:00 東京練馬道場
    ※14日以降に審査用紙をお渡ししますので、希望者は申し出てください。
    ※稽古はお休みです。

  • 4月29日(月)は祝日ですが、通常通り稽古を行います。

  • タヌキ

    日々雑感

    タヌキ

     

     

    練馬にはタヌキがいる。

    そう教えてくれたのは、私が道場を出した18年前によく通っていた中華屋のマスターだった。

     

    私が生まれ育った埼玉、それに内弟子生活を送ったアラバマでさえタヌキは見たことがなかった。

    「こんな都会にそんなものいるはずがない」

    練馬の地で生活を始めてこの方、ずっとそう思っていた。

     

    私がまだ道場に寝泊まりしていた頃、だから15年くらい前だろうか。

    稽古が終わり後片づけを済ませて裏のドアを開けた時だった。

    道路の真ん中でこっちを見ている生き物がいた。

    タヌキだった。

    人生初、タヌキとの遭遇であった。

     

    親子だろうか、大きさの違う2匹が慣れた目つきでジッとこっちを見ている。

    物珍しさもあり、思わず私もジッと彼らを凝視した。

    ほどなくして隣の大型マンションに敷き詰められた植え込みへと姿を消した。

    どうやら、東京練馬道場周辺一帯はその昔、畑地帯だったそうで、タヌキはその名残りのような存在なのだろう。

    今となっては住みづらいだろうに、所狭しと何処かにひっそりと暮らしているようだ。

     

    それから数年が経ったある日、私は氷川台の駅前で自転車を漕いでいた。

    するとまたしても2匹のタヌキが道の真ん中でポーズを決めていた。

    勿論、ポーズを決めていたわけではないと思うが、やはり物珍しかったのだろう、通勤帰りのサラリーマン達4、5人がスマホ片手に彼等を撮影していた。

    そのタヌキも人に慣れている様子で、いくら人がカメラを向けようが寄り付こうが微動だにせずにずっとレンズを見つめていた。

     

    その頃にはもう練馬が都会だとは思ってはいなかったが、それでも自然の中で育ってきた私からしたら東京は居心地が悪い印象を持っていた。

    だけど、タヌキが出る練馬はなんだか愛嬌があるように感じた。

    今後、恐らくずっとこの地で暮らすであろう私の将来に向けて僅かではあるが、いちるの望み、一筋の希望が垣間見えた瞬間だった。

     

    思い起こせば内弟子時代にはこんなことを想っていた。

    朝稽古に出発する前にボケーっとしていると、外からはいつもと変わらぬ鳥のさえずりが聞こえてくる。

    それで、窓から外に目をやると、いつもと変わらぬ木をよじ登るリスの姿があるわけだ。

     

    内弟子生活で朝の稽古が一番きついわけだが、最初の数年は、朝食を食べて用意を済ませて僚長の「行くぞ!」の合図までの時間は色々考えてしまうものだった。

    そんな時に、動物達の不変的ともいえる動じぬ姿や行動を見聞きすると、なんだか勇気をもらった気分になっていた。

     

    さて、氷川台でタヌキと遭遇してから10年程が経つだろうか。

    もう「練馬にタヌキがいる」ことすら忘れていた。

     

    数日間続いた狂風がようやく収まりを見せた先日の日曜日。

    私は、午前の江古田での稽古を終えると、久しぶりにTシャツ一枚になって用事を済ませようと東京練馬道場に向かった。

    いつものように道場の裏に自転車を停めてドアに手を掛けた時だった。

    初めて遭遇した時と同じ場所にタヌキがいた。

    今回は一匹で、私と一瞬だけ目を合わせると、そのまま走って何処かへ行ってしまった。

    もしや、あの時の子タヌキが大きくなって……。

     

    こんな変わりゆく景色の中でも、必死に住処や食料を探して昔と同じように生きようとしているタヌキはとても逞しくもあり、健気に感じた。

     

    タヌキってこっちが勝手に色んなイメージを持ってしまっているけど、ひょっとしたら、向こうも私との久々の遭遇に「あっ、アイツ(タヌキ)だ!」なんて思っていたら面白い。

     

    はて、次はいつ会えるのだろうか?

    今度は私が彼の尻を「ポン」と叩いてあげたいな。

     

    では。

     


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