2026 TN夏合宿/上級者のソウカツ

合宿と言えば、稽古の他に宿での生活面がありますが、中学生の上級者が班長となり小学生達をよくまとめてくれました。
最終日の回でも登場した「サイレンツ」の3人も、それぞれが班長として活躍しました。


この3人は、毎回参加し続けています。
恐らくですが、稽古内容以外ではこの3人でも十分に合宿を執り行う事が出来ると思います。
時間の流れ、準備の仕方等、殆ど理解しているのではないでしょうか。
経験に勝るものはありません。
早朝からいつも一緒。

3人の今回の収穫は、責任感が増し積極的な行動がとれたということです。
今までも、そつなくリーダーをこなしてくれていましたが、今回は、3人共に各部屋の状況や問題点を随一私に報告する姿が印象的でした。
あまりリーダー同士が固まると、頼り合い良い方向にはいかないケースが多いですが、彼等が協力して各部屋を責任もって対応していたようです。
新しい合宿のリーダーズの到来、かもしれませんね!
その他、唯一小学生で部屋のリーダーを任せたのは6年生の彼、1級です。


今回の合宿で小学生のMVPは間違いなく彼でしょう。
黒帯や大人生徒の意見も同様でした。
今年に入り先読みと、それにまつわる行動が小学生の中ではずば抜けて出来ている「できすぎ君」。
部屋でのリードもさることながら、荷物運びを手伝ったり後輩を誘導したりとまるで内弟子の様な気の使い方をしていました。
食事中などもふと私は彼と目が合う事が多く、それは彼が私と周囲に気を配っている証拠です。
まだ小学生ですからね、大したものです。
彼は、来春受験を迎えていますが、夜は夜でコツコツと受験勉強に励んでいました。

思い起こせば2020年、世の中はコロナ禍にあり道場でもオンラインクラスを強いられました。
私にとってオンラインクラスは、挑戦的だったし勉強になり良い経験となりました。
ですが、生徒にとっては難しく出席(録画も含め)する生徒もまばらでした。
そんな中、当時年長さんだった彼は毎クラス参加してくれました。
勿論、歳が歳なのでご家族のリードあってこそで、そこは私も感謝しているところですが、彼は大会でも何でも参加に対して葛藤することはありません。
そういえば、彼が3年生の時に合宿初参加となったのですが、夜は涙を流していましたっけ。
その時も、そんな表情を見せまいと必死に誤魔化していました。
今まで、いっさい彼の弱音を聞いたことがありません。
行動に対して葛藤も迷いもない、イコール、状況判断を瞬時にくだし行動に移せる能力に長けています。
その姿勢を貫いてきたことで自信を掴み、すると、状況判断への積極性は増し先読みに繋がっているんだと思います!
彼は、その能力が突出して高いように見受けられますが、生徒の歴史を見ても様々なイベントなどを積極的に参加している生徒ほど、先読みは得意な傾向にあるのは間違いありません。
今の時点で、葛藤しても良いのです。
でも負けないでください。
チャンスは皆平等です。
時間の経過と比例して経験を積んで行けば、葛藤は変化していきいずれなくなり、彼のような逞しく頼もしいリーダーになれます。
さて、彼以外にも6年生で副班長として活躍した2人を取り上げておきます。
2人共2級で、彼等もまた大活躍でした。


彼の良さはずっと積極性と丁寧さでした。
リードが自然に出来て誰からも好かれる愛くるしさも彼の魅力でしょう。
今回は、それらに加えて落ち着きも成長の変化として見せてくれました。
彼は、器用だからこそ我慢して反復練習をやったり新たな取り組みを自分のものとして受け止める素直さのようなものが足りませんでした。
ですが、今年に入り茶帯を取得する頃から、癖と向き合う姿勢が徐々にみられるようになりました。
我慢強くなり、それが落ち着いているように見えるのかもしれません。
今回の合宿では、皆が避けたがる配膳やテーブル拭き率先して淡々とこなす彼の姿が目立ちました。
経験量を増やすには、積極的な行動の他に丁寧にこなす落ち着き、我慢も必要なんだと彼から教わりました!
もう一人の彼もまた、落ち着きを放つ一方で今年に入り茶帯取得と共に積極的な発言や態度が目立つようになりました。


昔は、あまり目立つ生徒ではありませんでした。
決して消極的ではありません、むしろ黙々と課題をこなすタイプでした。
特に組手が暫く苦手で、幼いころは理解力が追い付かずに半ば無意識の諦めモードだった気がします。
ですが、昨年秋頃から組手のコツを覚えると、結局は一番組手で成長を遂げたということで、昨年の躍進賞を受賞しました。
1つ1つ丁寧にこなすのが得意でも、今までは不安な時には動揺も見られました。
ですが、稽古の仕方を確実に表現出来るようになった今、水を得た魚の様に積極的な言動は増すばかり。
何よりも、まるで皮をむいた果物のように表情がとても明るくなりました。
そして、これは私も驚いたのですが、合宿中に私のモモをつねってきたのです。
今までは、そんなそぶりは見せたことはありませんでした。
心の余裕に積極的な姿勢、彼のちょっかいは単なるイタズラではなくて、成長の階段を1つ上った証です。
こんなに嬉しいイタズラをされたのは初めてです!
2人共に、後輩の指導、まとめ方がとても上手いのは、落ち着きを放ち且つ積極的な指示だったりと信頼を勝ち取ることの出来る丁寧な言動があるからこそだと思います。


2人共に6年生で2級。
それで、落ち着きもあり積極性も備え我慢強さも持っています。
今年に入り2人が大きく成長したタイミングも同じです。
タイプは違えどこの2人、構造は似ているのかもしれませんね。
さて、中学生と言えば女子の存在も大きいです。
今回は、6人の女子中学生達が活躍してくれました。
道場が今年で20周年を迎えますが、女子の上級者達がこれだけ揃うのも稀なこと。
やはり、男子にはない落ち着きと強さは普段の稽古でもよく発揮されています。
男子ほどの突出した勢いのようなものはありませんが、その分、稽古にムラと波がありません。
それに最大の武器は笑顔です。
状況や心情に左右されない、柔らかくも強い素敵な笑顔は、棒やヌンチャク、トンファーがまるでお菓子についてくるおまけのように微力に感じます。
彼女達はそんな最大の武器の使い方をよく理解して上手に使いこなしています。
見ているだけで、元気を与えてくれるのです。
女子中学生のリーダーは中2の彼女。1級です。

明るく、積極的なリーダーも続けて何でも挑戦する格好良い子です。
昨年の合宿は、体力と精神面のバランスが崩れて不安に包まれてしまいましたが、その経験を踏まえて今では抜群の安定感を身に着けました!
続いての1級は中1です。

ほんわかしていますが、彼女こそ一番稽古の波がありません。
後輩への指導が兎に角丁寧で、責任感の強さが見受けられます。
状況判断に長けていて、ズバッと意見を言える潔さが彼女の強み、中2で2級。

合宿では、3、4、5年生の女子小学生が一人ずつ参加してくれましたが、状況を俯瞰する彼女の懐の深さ、存在が皆を上手くまとめ上げていた長女的存在です。
黒帯からの期待も大きい!
笑顔率、ナンバーワンは2級で中1の彼女です。

そんな素敵な才能を持つ彼女も、メソメソしていた時期がありました。
ですがその時と、それを乗り越える経験を積み強くて立派なリーダーへと成長を遂げました!
「たかが笑顔」と思うかもしれませんが、彼女にも動揺しそうなときは当然のようにあるわけです。
それを表に出さない方が良い、そう彼女は経験上学んだと思います。
彼女の笑顔は、それを見せない術を身に着けた証です。
自身が周りに与える影響を考えた場合に、同じ心情だとします。
つまらない難しい顔をするよりも笑顔でいた方が周りも明るくなるし、結局は、それがベストを尽くすこと、丁寧な生活に結びつくと思います。
我慢ってほんとに奥深く難しい課題です。
これは、私がずっと追いかけている課題でもあります。
それにしても、生徒達が見せる笑顔は皆とても素敵です。
今回の合宿では、特に女子生徒の笑顔は特筆すべき安定感がありましたが、男子も負けてはいません。
次にあげる2人は女子に負けず劣らず、いつも素敵な笑顔を咲かせてくれています。
先ずは、今回初参加の小学3年生。

道場に体験に来た時から今までいつもニコニコしています。
稽古が一番難しいとされる中級者にあって、常にクラスをリードしています。
常に笑顔を見せる事は彼にとっては特別なことではないかもしれません。
ですが、表情のコントロールは、心情のそれにつながりますからね、安定したパフォーマンスの支えになっていると思います。
もう一人、今回、唯一の色帯高校生です。

彼は、一度空手を辞めていますが、中学1年生まで稽古を続けて2級を取得していました。
写真は2019年の彼の姿です。

恐らく小学4年生だと思いますが、その後は、コロナで合宿も中止になってしまいました。
当時から、彼の真面目さと稽古に対するひたむきさは目を見張るものがありました。
高校2年生となり昨年末に白帯として稽古に復帰すると、半年で4級を奪取したハニカミ王子は、以前にも増して積極的な姿勢が目立ちます。
注目すべきは、4年程のブランクがあるにも関わらず体は殆どの技や型、稽古の仕方を覚えているという事です。
小さい頃も、本当に一生懸命稽古していましたからね。
当時と比べて今の方が理解力も高いですから、その分の余裕が今では落ち着きとなってそれも今の積極性を後押ししていると思います。
稽古も宿でも中学生を支え、小学生に対しては意欲的に声を掛けリードする姿が目立ちました。
高校生ともなると、なかなか素直な挑戦や自然体を装う事は難しい年頃だと思いますが、たとえ相手が子供だろうが誰であっても飾ることもなければ、分け隔てなく自然体で接することが出来るのは彼の実直さをよく表わしている結果だと思います。
この懐の深さは人として強いですよ!
さて、話を女子に戻します。
彼女も、今年中学生になったばかりの3級です。

稽古では、白帯の頃からずっと常に競争の意識を持ち実践し続けている意志の強さが持ち味です。
彼女が気を抜いたところを見たことがありません。抜群の安定感があるだけに、それ以上の挑戦や即座の切り替えが普段の稽古では難しい側面もあります。
ですが、大会や発表会では普段見せないような大声を出したりと、今までイベントを最大限に活用して自信を掴んできました。今回も、その姿勢と行動は変わらずに結局は大声を出せる事を証明していました。
やる時に出来る。信頼度が高まりました!
ラストも3級の中学1年生です。

部活が忙しく、稽古への参加数は減っていますが、合宿には当たり前の様に参加してくれました。
2023年から4年連続での参加となる頼れるリーダーです。
思い起こせば、初参加の時は行きのバスの中で泣いていましたね。当時は、ただただ寡黙な生徒で集中力がなく自信を持てませんでした。
そんな彼女が変化を見せたのは上級者になる頃です。クラスが始まる前に一人黙々と課題を繰り返し稽古する彼女の姿がありました。彼女の強みはその勤勉さと全てのイベントに参加する積極性です。
コツコツと準備を怠らずに、胸張った状態でイベントに参加する。だから、いつでもどこでも変わらずに全力で挑めるから成長と自信を実感出来る。その姿勢は正に生徒の鏡です!
さて、男女比率では、男子が8割を占めている我が道場ですが、どのクラスにおいても女子の積極性と安定感は男子に比べて目立ちます。
そんな彼女達をまとめているのが、2人の黒帯女子高生です。

これは、男子の黒帯にも言える事ですが、彼女達には一切驕りはありません。
時間を掛けて一つ一つの経験を重ねて昇段しているからです。
そんな丁寧に作り上げて来たものを雑に扱うはずがありません。
後輩達の態度や気持ちも全て理解出来ると思います。
そんな親身になって接してくれるし、高いパフォーマンスも見せてくれる黒帯達だからこそ、慕われ尊敬され目標とされるのです。
目標にされたり人前に立つ事はプレッシャーが掛かりますが、人は本来そうやって強くならなければいけないと思います。
ここでいう強さとは自分を大切にするという意味です。
今回、焦点を当てたリーダー達も、少なからず後輩を気にして背筋を伸ばしたり奮起する場面はあったのではないでしょうか。
面倒に感じても良いと思います。
それよりも「自分の為」との認識が勝っていれば、結果的に自然な行動をとれるはず。
そうこう繰り返す内に、面倒には感じない程に成長を遂げるものです。
彼女達は、それを体現してくれています。
近道はありません。
さあ、今回は合宿で大活躍した中学生を中心とした上級者を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
リーダー達に共通しているのは、経験を大切にしているという事です。
場数を踏み経験があるから強いのです。
行動の数が多いから人の気持ちがわかるのです。
彼等の活躍は想定内でした。
普段通りだからです。
ただ、合宿という特別な機会だからこそ、普段の行いが特別となり強く印象に残る。
成長の実感が自信を与えてくれるのです。
合宿という皆が集う機会だからこそ、皆が互いに互いを知ることが出来る。
皆で声を掛け合い、助け合い、励まし合い、競争して、互いの癖を意識して互いに成長を把握する。
感謝や尊敬、大事な要素が全部詰まっているのが合宿の魅力です。
そして、黒帯と上級者が道場の答えです。
合宿が円滑に行う事が出来るのは、勿論、班長、副班長、上級者リーダー達のお陰です。
また、上質で温かい合宿を作り上げているのもリーダー達です。
いつも本当にありがとう。
さて、次回はそんな上級者を目指す小学生の総括を書こうと思います。
その前に、アラバマ滞在記ですかね、是非ご期待ください!
それでは。








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