2026 全日本

全日本大会が終わりました。
型と組手共に、選手達はよく頑張りました。
毎度、お伝えすることですが、未来(成長)の為の経験となるように結果と経緯を大切にしたいです。
また、普段通りに声を掛け合い、称え合い、励まし合いチームとして最後まで気配りと行動を起こす生徒の姿が印象的でした。
とても温かい気分にさせてくれた生徒達を誇らしく思います。
ありがとう。
さて、組手です。
一回りも大きな相手と対戦し「どうしようもない」内に負けてしまうケースがあります。
結果だけ見れば、確かに得られるものは殆どないかもしれません。
ですが、経験ってその都度の結果が積み重なって大きな成長と自信になると思います。
どんな状況であれ、得る事が出来る結果は、日頃の準備、稽古によるものです。
結果も勿論大事ですが、それよりも結果を活かす経緯のほうが重要だと考えています。
経緯に運はないからです。
経緯の変化こそが本当の成長だと思います。
生徒達が頑張っている反面、顔面へのパンチが多いのは見過すわけにはいきません。
空手の象徴が組手ならば、道場の象徴は選手ですからね。
技術的には、子供から大人まで、やはり真っすぐの突きの強化が必要です。
これは、毎年同じことの繰り返しとなっていますが、それだけ難しいという事ですが核となりうる大切な技です。
それを踏まえた上で、握り、拳頭(当てる箇所)、引手、足腰の使い方、意識を忘れずにコツコツと向き合っていく内に必ず出来るようになります。
まさに「結果と経験の繰り返しから得られる自信と成長の関わり」ですね。
型も、良かったです。
本番が、今までで一番良いパフォーマンスになった生徒もいます。
逆に、ちょっとミスをした生徒もいて、私も悔しい気持ちになりました。
結果だけに目を向ければ、運も絡んでくるものです。
ですが、重要なのは稽古量であり本番までの過程です。
悔しさや喜び、感謝の大きさ、要は成長(未来)に繋がる糧の質は稽古量に比例すると思います。
皆、稽古を頑張っていましたからね、負けても下を向く必要はありません。
時間は既に未来に向けて進んでいます。
次の舞台に乗ることが悔しい結果を活かし切る方法だと思いますし、課題と向き合った自信があれば必ずどしりと乗れるはずです。
さて、型の試合では、対戦相手がいなかったり、組手も一試合の生徒もいました。
ですが、状況がどうであれ我々は約2カ月掛けて挑んだ結果です。
相手が例え1人だろうが1000人いても、稽古を頑張った経緯はなんら変わりはありません。
勝つ可能性があるのは、挑戦した者と準備した者のみに与えられたる特権です。
大会用の稽古は、普段の稽古の延長上にあります。
ですが、時間を短期に絞るから生徒は集中出来るし、とは言え数か月という長い時間を掛けるから様々なドラマが生まれます。
☆我先に出場を志願して来たのは小学3年生の上級者でした。
「組手と型の両方に出ます!」と言ってくれたのです。
彼は、昨年までは稽古や、稽古に来る前にも泣きじゃくっている時期もありましたっけ。
型では、細かい課題や癖と向き合う事と出来る事を知りました。
組手は、一歩も引かずに相手に向かっていく姿勢が輝いていました。
☆型に出場した小学3年生の中級者は、課題が明確にも関わらず、なかなか自主練をせずに稽古に来るたびに毎度同じミスを繰り返していました。
本番直前になり、ようやく練習するようになりましたが、それではやはり優勝争いは出来ません。
まだまだ中級者で3年生、年齢と経験値をみても仕方がないと言えます。
とは言え、同じ小学3年生でも上級者は練習しますからね、これからが楽しみです。
今回の結果を踏まえた上で、「やれば出来る」という自信と「もう少し早く向き合えば」という後悔を経験出来たことが大きいです。
☆逆に、小学低学年でもバッチリ練習出来る子もいます。
2年生の中級者、それと、4年生の中級者がそれぞれダントツのパフォーマンスで優勝しました。
彼女達には、どちらも「組手が苦手」という共通点があったのです。
大会の2週間前には、組手の特別講習を行いましたが、最初は挑戦を渋っていました。
ですが、葛藤に勝ち、2人共に挑戦を決意しました。
結果的に、身をもって気合という名の緊張感を知り、相手というよりも課題と向き合い自信を掴むことが出来たのです。
型は、組手の象徴です。
ただ、戦う回数の限られている子供達には中々「その気」いわゆる気合に結びつけるのは至難の業というもの。
「声を出せ」とよく言いますが、声を出すことで先ず呼吸が出来ます。
それと、大きな声を出すことにより無心になりやすく、一生懸命に課題と取り組むことが出来ると思っています。
ただし、普段の稽古で断片的にはそれが出来たとしても、試合はそうはいきません。
少しでも不安があれば、無心にはなれません。
試合当日に「ヨシ」と開き直る事が出来て初めて全力で挑むことが出来るのです。
その為の練習です。
練習量に比例して意地も意欲も湧いてきます。
つまり、気合が入るのです。
彼女達の出す声は単に「声」ではなくて「気合」でした。
感動しました。
☆感動と言えば、こんな小学4年生の上級者がいます。
サッカーを習っている影響で、稽古に来られる数にも限りがあります。
彼は、そのサッカーに本腰を入れるために今年一杯で空手は辞めることに。
「最後をばっちりまとめたい」との理由で、組手と型の両方を挑戦を決意しました。
結果は、どちらも惜しくも負けてしまいましたが、稽古に対する姿勢は目を見張るものがありました。
本番では、私は遠目で彼の試合を見るしかありませんでしたが、相手に向かっていく気迫と戦い方はとても感動しました。
立派そのものです。
☆立派と言えば、組手に出場した4年生の中級者をあげなければいけません。
彼の事は、度々このブログでも取り上げていますが、今回も見せてくれました。
本番では、上手く行きませんでしたが、クラスで大会への参加の是非を問いただすと唯一彼だけが「組手に出ます」と公言しました。
理由を尋ねると「組手の方が嫌だからです」とキッパリ答えたのです。
消極的でモジモジしていた過去の彼はもういません。
一段ずつ成長の階段を大切に登っています。
着実に登っているので、落ちる心配もありません。
さて、今回は、得に印象的だった生徒を取り上げましたが、彼等の活躍は大会に出れなかった生徒を含めた皆で稽古した結果です。
また、日頃からご理解とご協力いただいている保護者のお陰です。
今年のイベントも残すところ12月開催の「TN祭」のみとなりました。
2026年の総まとめとして存分に活用してください。
いつも本当にありがとうございます。

TAGS: 全日本・子供・教育・経験・自信 | 2026/11/06
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