ソラミミスイートメモリーズ

2月から、ずっと「しゃべる」をテーマにお伝えしてきましたこのブログ。
やはり私の特徴と言えばアメリカでの内弟子生活です。
そんなわけで、今回は英会話についてお話させていただきます。
まず、今更ですけど、せっかくアメリカで生活していたのだからもっと真面目に英語を勉強しておけば良かったと思っています。
通算で7年くらいは暮らしていたんじゃないでしょうか。
普通に生活していたらペラペラ喋れるようになってもおかしくないくらいの期間ですよね……。
稽古をしていて子供達なんかには私からしょっちゅう質問をします。
すると、正確に答えようとしすぎて全然答えられなくなるケースが多々あります。
真面目に答えようとしているのだから、まあそれで良いのですがね……。
やっぱり生活も会話もリズムって大事だと思います。
もしも考えている最中にも言葉が出てきたら、それはそれでよいリズムを奏でることが出来るので、私も含めて挑戦するのはありだと思うんですよね。
そんな彼らの頑張っている姿を見ていると、私の英語を思い出します。
当時は、正確な発音や単語、熟語や慣用句を理解しないままずっと何となくのニュアンスで乗り切っていました。
ほんと、空耳の世界です。
例えば、回し蹴りは「ROUNDHOUSE KICK」ですが、暫く「ランダスキック」と言っていました。
それと、これは先輩が子供達を叱る時によく言っていた慣用句を真似て私も使わせてもらっていた「アミーネ!」
こっちで道場出した後に気になって調べたら「I MEEN IT」で、ホーホーなるほど。
「マジで!」という意味ですが「そん時調べろよ」そう思います。
他にも、「イズネ」「イズネ」「伊豆ね??」と言いながら海沿いを走る国道135号線をイメージしていたかどうかはさておいて、それが「~だよね」の「ISN’T IT」だったり「ユガレ」が「DID YOU GOT IT ?」
それと、これは少々私の誇張が入っていますが「ジョナサン?!」
これ何だと思いますか……?
「DO YOU UNDERSTAND ?」でございます。
「ジョナサン」→ ジョナサン100%
「ジュョナスァーン」→ ジョナサン65%
「ドュァンダスターン」→ ジョナサン5%
とまあ……。
そうそう、空耳といって強烈に印象に残っているのが一つあります。
あれは、私がこっちに道場出した後の事です。
当時は、春と夏の年に2回はアラバマに遠征していました。
向こうには最高師範の下で孤軍奮闘するカールという師範代がいます。
彼は、毎度私が日本に帰る時に決まってトルコの伝統菓子「バクラバ」をプレゼントしてくれました。
それが、よく旅館とかに置いてあるスリッパくらい大きくてとても美味かったわけですが……
さておき、いつも貰ってばかりでは悪いと思い、日本から何か持っていくことにしました。
彼には娘がいて、当時恐らく3歳か4歳だったと思います。
「今度アラバマに来るときに彼女に何かプレゼントしたいけど何が良い?」と尋ねました。
すると、カールは「HARAKIRI!!!」と答えたのです。
「エッ!」
私は戸惑いましたが、頭の中では「そうか、カールは空手をやっている、イコール日本に興味がある、だから娘もきっと日本刀とかに興味を持ってる、そういうことだろうな?えっ……??」
モヤモヤしながら切腹のポーズを取って「Like a Japanese sword??」と聞き返しました。
今度は彼の眼が点になりました。
私:「Did you say “HARAKIRI” ?」
彼は驚き「No,No Sensei(当時私は先生)、It is not “HARAKIRI”」
“Hello Kitty”
彼は「ハローキティー」と言っていたのです。
OH! KITTYCHANN!!!
「ハローキティー」「ハゥラ~キ~ルィ~」「ハラキリー」
とか何とか言いながら、「ワ~」だの「ウ~」だの切腹し合ってたのを覚えています。
結局、折角なのでキティーちゃんの小さいぬいぐるみに小さいおもちゃの刀を添えてプレゼントしました。
さて、今回は英会話について語ってきましたが、一つ言いたいのはそれでどうにか通用していたという事です。
どうにかなるもんです。
ですが、環境がそうさせたというのもあります。
内弟子という立場が、人前に立たなきゃいけない、リーダーの意識を常に持ち伝えなきゃいけない。
そんな環境だからこそ、恥やへったくれも考える間がないほどに、そうせざるを得なかったという事情が大きかったのでしょう。
内弟子は私含めて4人での生活が長かったわけですが、一番下っ端だった私がいきなり指導する立場になる背景。
要は、いよいよ英語を真面目に理解しなければいけなくなる時期です。
ここら辺は結構ドラマとしても面白いので、そのうち書こうと思います。
兎に角、冒頭でもお伝えしましたようにもっと真摯に英語と向き合っとけば良かったと思いますし、その反面、よくあんな感じで指導や電話対応、買い物等の生活をこなしていたもんだと苦笑いしたくなる気持ちです。
まあ、そんなほろ苦さ込みではあっても良い経験に違いありません。
環境や立場で経験値の可能性が広まるのなら環境を作ってみよう、そう思います。
スィーヤ(私が聞き取っていた南部訛りの”SEE YOU”です)



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