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  • TNカップ(東京練馬支部内戦) 5月19日(日) 出場申込受付中。

  • 夏合宿 7月26~28日(金~日) 詳細は後日お伝え致します。

  • ///////////////////////////////

  • ◆ スケジュール:

  • 4月26日(金) 道場お休み

  • 4月28日(日) 昇級審査
    9:00 東京練馬道場
    ※14日以降に審査用紙をお渡ししますので、希望者は申し出てください。
    ※稽古はお休みです。

  • 4月29日(月)は祝日ですが、通常通り稽古を行います。

  • 空手教典撮影秘話 in アラバマ 第四弾 ~最高に鬱陶しかった全日本大会~

    リアル内弟子inアメリカ

    have to win

    それまでの大会出場経験は一度きり。

    1998年の5月、アラバマで開催された全米選手権。

    当時私は緑帯だった。

    1回戦でステファン(たぶん)という相手に判定負け。

    完敗だった。

     

    それから約半年が経ち、私は茶帯になっていた。

    日本への帰国命令から優勝至上命令が下ったのが9月頃だと思う。

    全日本は11月の下旬だった。

    そこからキツイ稽古が始まった。

     

    普段の内弟子稽古は月、火、木、金の午前。

    対して、この作戦では、月から日曜まで毎日午前も午後も息を上げる稽古を行った。

    週末の休みに面倒だったろうに、相手をしてくれたテツ先生には本当に感謝している。

    その他、日曜の夕食にはヒデ先生(内弟子時代の最初の寮長で、今でも寮長と呼んでいる)が、家に招待してくれて食事をご馳走してくれた。

    適度な息抜きとなり、とてもありがたく嬉しかった。

     

    私が内弟子になった当初の体重は72キロ。

    それが、食事と筋トレでみるみる内に体重は増え、この当時で確か80キロ位にはなっていたと思う。

    大抵内弟子に来ると先ずは体重が減るそうなのだが、私は空気を入れている風船のように、みるみる内に大きくなっていった。

    だが、この2か月で確か3キロほど体重が減った。

    内弟子生活で体重が減ったのはこの時だけだった。

     

    さて、大会の2週間前に日本へは帰国したのだが、その直前、事故にあった。

    交通事故とかじゃなくて、テツ先生と組手をした際に、振り打ちを貰いアバラを折ってしまったのだ。

    ホント、帰国の直前だった。

    今までキツイ稽古をこなし、いわば、最後のまとめ時期での怪我だったから、ちょっと不貞腐れていた。

     

    そんな態度に最高師範が雷を落としてくれた。

    「怪我したぐらいで、グダグダするな」と。

    確かに、グダグダする必要はない。

    今の(稽古した)自分に自信があるなら、尚更最大限の出来る事をやらないと、その積み上げて掴んだ自信までもが消えてしまう。

    生徒が失敗したり、それこそ怪我をした時に、今では私が同じようなことを言えるのは、正にこの時の経験が糧になっているからだ。

     

    さて、そんなこんなで試合の2週間前に日本へ帰った。

    両親も友人も、皆、先ずは私の体つきの変化に驚いていた。

     

    試合当日を迎えた。

    場所は横浜文化体育館。

    結構な人数の観客と選手がいた。

    日本の選手のレベルはわからなかったが、なるようになると思っていた。

    肋骨のことなどもう関係なかった。

     

    結果は全て一本勝ちで優勝することが出来た。

     

    98全日本

     

    ハッキリ言って、その時は相手が怖がる、要は必殺技のようなものは全くなかった。

    とは言え、あの止まることのない馬力は、相手からしたら相当鬱陶しいだろうけれど。

    強くはなかったけど、私史上最高に鬱陶しい時だった。

     

    他の選手との差はズバリ基礎体力。

    私には、3分間止まらずに全力で攻め続けられるスタミナと頑丈な体があった。

    それだけだった。

     

    さておき、そんな全日本大会で、身をもって基礎体力の重要性を感じることが出来た。

    稽古は嘘つかない、と言う事も。

     

    その時の体調や心境も関係なかった。

    稽古量がそれらをすべて上回っていた。

    身に着けたコンビネーションが癖となり体に染みついていた。

     

    試合後、応援に駆けつけてくれた高校時代の友人に言われた一言が印象的だった。

    「出来レースか?」

    それほど圧倒的だったのだ。

     

    つづく


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