欲に溺れず水難事故を回避せよ!

気が付けば、夏休みまであと僅か。
子供達は、そろそろ気持ちが浮つく時期だと思います。
でも、毎年のように繰り返して起きるのが水難事故。
本当に悲しい事です。
先日、テレビを観ていると、もしも溺れた時に「慌てなければ人は浮く」と散々言っていました。
いや、待てと。
溺れるんだから慌てます。
こういう立場なので、子供クラスの時には「夏休み、水は気を付けな!」の様な事を言いました。
すると、6年生の女子が「行かなきゃいいんじゃないですか」と。
本当にそうだと思います。
勿論、海や川に行って大いに楽しんでもらいたい。
夏休みにしか出来ない経験の内の1つでしょうから。
でも、危険を察知してリスクを感じたら、そうです、行かなきゃいいんです。
その危険を察知する事と、それこそつまらぬ欲に溺れずに理性のもとカラダをコントロールする能力を持ちたい。
これは水難事故に限らずに、護身全般で言えることだと思います。
何か起きた時の為の備えです。
日頃より、理性を磨く意識を持つことは、自分を大切にすることに繋がると思います。
ダラダラしたい時に姿勢を正す、とか、汚れに気付き掃除する、とか。
気温が高いから水分補給する、とか、困った人に席を譲る、などなど。
どれも、決して難しい局面と行動ではありません。
でも、当たり前に動けるでしょうか……。
ただ、これら状況を察知する能力と行動、心とカラダのコントロール、護身も生活も全て一緒で繋がっていると私は思っています。
何かの時にだけ上手く行動する、そんな虫のイイ話はありません。
日頃の意識、カラダの訓練。
準備が出来て初めて落ち着くことが出来ると思います。
夏休み、どうか安全に楽しんでください。
それでは。
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