どんだけ元気をあたえることが出来るか大作戦!!!

道場は今年の10月で19周年を迎えます。
ココにいると昔の生徒がたまに顔を出してくれます。
ありがたい限りです。
特に、当時子供だった生徒が昔の面影を残しつつも立派に変身した姿を見せてくれるのは本当に嬉しい事です。
何かのタイミングさえ合えば涙がでそうなくらいに。
19年か。
長い長い道のりです。
その都度の細かい瞬間を言い出せば、負けが断然多い毎度毎度の生徒との勝負です。
まあ、でも教育ってそんなものなのかも知れません。
「これだ」という鮮明な答えがない中で、成長を期待して経験と知識、勘や知恵を頼りに毎度勝負するわけです。
断然の負け越しではありますが、上手くいかない時に人は悩み、考え、知恵を振り絞るからこそ発見出来る機会が巡ってくると思います。
時間は掛かります。
でも、だからこそ人同士の「やり取り」が出来る。
そこから情や品、節度といった、教養、人の奥ゆかしさのようなものを学べたり出来るんじゃないか、と思います。
愛嬌だったりユーモアも、きっとそんな失敗を乗り越える時に重宝されたり、助けになる気がするのです。
その他、道場を19年やっていると、よくご年配の方に声を掛けられます。
「いつも子供達の元気な姿を見ることで私も元気をもらっている。ありがとう。」と。
その度に子供達の役目や能力を感じます。
大切な存在意義です。
皆、1人1人が大事なパワーを持ち、役目を担っているのです。
さて、もうすぐ試合の本番です。
生徒達は、この一月半のあいだ本当によく稽古を頑張っています。
私は、皆の可能性を高める、高めようとするのが仕事です。
だから最後までキビシい事を言ってきました。
でも、ずっと皆には感謝と敬意を持っています。
一番近くで頑張りる姿をみることが出来るのは幸せなことです。
ちょっとギリギリにはなりましたが、互いへの思いやりや感謝や叱咤激励が自然に出来るようになりました。
そんな姿を目の当たりにして勇気や元気を貰わないはずがありません。
今回はたまたま試合には参加出来ない生徒達も、気持ちが収まりきらない中で良く一緒に頑張ってくれました。
ありがとう。
勿論「皆」の一部です。
参加しないなりの学びは必ずあります。
れは参加しない人しか学べない事。
だから引き続き胸を張って皆で頑張っていこう。
皆は頑張ることが出来る才能がある。
人の気持ちも理解出来て助け合う才能も。
また、意識し合い競争することも出来る。
それは皆、1人1人の存在が人に勇気や希望、元気を与える素晴らしい才能です。
今度の大会は「どれだけ元気をあたえることが出来るか」を目標に皆で最後まで頑張っていこうと思います。
世の中様々な事件が起きています。
無差別に人を襲ったりと、とんでもない事です。
べつに、空手や組手が必要だとか、最適なのか、そんなことはわかりません。
ただ、試合に向けた稽古で生徒達が見せてくれた、自身を追い込んだり抑えたりする心身のコントロール、自身と向き合う姿。
壁を乗り越え達成感や充実感、成長を実感出来た自信。
また、相手に感謝を示し、皆で声を掛け合う中で人を思いやる感覚等々は人と自分を大切にすることに繋がる経験だと私は思います。
とってもシンプルなことではないでしょうか。
上手くいったこととそうでないことがありますが、その全てが稽古している、前に進んでいるということです。
自信を胸に、なるようになる。
TAGS: TNカップ・大会・子供・感謝・教育・生徒 | 2025/05/16
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